半円形水槽を用いた大型藻類の高効率培養システムの実用化に関する研究
研究責任者 |
行本 正雄 中部大学, 工学部 機械工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本技術は、火力発電所等から大量に排出されるCO2を高効率に藻類の人工増殖に利用するため、最小のエネルギー消費で、藻類の増殖率を最大にする培養槽の設計と攪拌技術に関するものである。従来の培養槽は、複数の池を循環する多段方式、機械式攪拌を利用したレースウェイ方式が主であった。そのため、収率が悪く、多くのエネルギーを消費するという問題があった。半円弧型水槽の深さ方向の光透過度、藻類密度の測定技術を確立し、あわせてCO2ガスの水槽底部からの吹き込みと水槽内のpH監視システムを開発することにより藻類収率の向上を図った。今後は実用化を図るため、大型プラントの建設と大型藻類の燃料化技術開発に特化する。
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