研究責任者 |
富田 英生 名古屋大学, 核燃料管理施設, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 先進ガン治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)への適用を念頭に、BNCTで用いられる熱外中性子ビーム断面の2次元形状・強度を共鳴吸収フィルタとガス電子増幅器を用いて測定する手法の開発を行った。熱外中性子の共鳴吸収と競合する熱中性子吸収を抑える熱中性子遮蔽の最適化と信号読み取り回路系の構築を行い、プロトタイプ装置で得られる空間分解能をパルス熱外中性子ビームを用いて実験的に評価した。これをもとに共鳴フィルタの設計検討を行い、BNCT熱外中性子ビーム照射場に対し、熱外中性子を空間分解能5 mmで測定可能であること示した。
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