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ナノカーボン系材料の直接配向的合成による充填層有効熱伝導率の促進

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 井上 修平  広島大学, 大学院工学研究院エネルギー・環境部門, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要自動車へ応用可能な水素吸蔵材の吸蔵量に関してはほぼ目標値を達成しているが、伝熱の問題に関してはほど遠い状態である。吸蔵容器内では充填層の形態であるため有効熱伝導率が低く、10倍程度は向上させる必要がある。既存の手法は内部に伝熱媒体を挿入する手法であるため実効容積の減少が問題となっている。伝熱特性に関しても伝熱媒体と粒子との接触抵抗が大きくたかだか数倍程度の改善しか得られていない。本研究では充填層粒子に直接CNTを生やすことで容積の実効容積を減少させることなく改善を試みた。その結果、十分高品質なCNTとは言えないものの充填粒子の空隙に対して6%程度CNTを合成するだけで数倍の向上を確認した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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