研究責任者 |
山本 和弘 名古屋大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ディーゼル車は高い熱効率を持っているが、排ガス中の微粒子(PM)が問題になっている。白金触媒を担持した既存のディーゼルフィルター(DPF)は、耐熱性が弱いためPMの燃焼により触媒が損傷し、フィルターの基材内部に亀裂が入るなど耐久性にも問題があった。特に、白金はレアメタルであるため、従来の方法とは異なる新しいPM処理技術の確立が急務である。そこで、耐熱性の高い炭素繊維に着目した。本研究では、低温で微粒子を酸化するため触媒を担持した炭素繊維フィルターを用いて、ディーゼル微粒子を想定したカーボン粒子の酸化実験を行い、排気ガスの後処理過程を実験により評価した。
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