高感度せん断力測定法を応用した固液界面のナノレオロジー計測装置の開発
研究責任者 |
伊藤 伸太郎 名古屋大学, 大学院工学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 固液界面における液体分子は、固体表面との分子間相互作用によって、特有の分子運動性や力学特性を示すことが知られており、その現象解明がナノデバイス、バイオ材料などの開発に重要である。申請者はこれまで、力感度0.1nNのせん断力測定法を確立し、固体基板上の液体分子膜のレオロジー計測に成功した。ただし、装置の光学調整の難易度が高く、測定精度の再現性に問題があった。本研究では、誰にでも最適な光学調整が短時間かつ再現よく実現でき、従来と同様の高感度測定が可能となるよう、新規な変位測定法の確立を目的とした。本研究で提案した手法により、より容易な手順により従来と同程度の測定感度と高い再現性を達成した。
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