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食用きのこに高免疫賦活活性を付与する技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 増本 純也  信州大学, 医学部, 講師
研究期間 (年度) 2011
概要覆土堆肥のミネラル成分と菌体成分の主体であるLPSの含量を測定した。堆肥中にはアルカリ金属やアルカリ土類金属が多く含まれる珪藻土で、堆肥中の菌体成分であるLPSと熱水抽出物中の乾燥重量換算 LPSはほぼ同量で、ほぼそのままの濃度で移行することが明らかになった。つぎに、それぞれのきのこの熱水抽出成分とLPSでマウス腹腔細胞を刺激するとTNFα産生は濃度依存的に増加した。なかでもあるきのこのTNF-α産生量は他のきのこに比較して高値を示した。 そこで、このきのこの抽出物をマウスに経口投与し、腫瘍移植後3週間での成育抑制効果をみたところ、腫瘍抑制の傾向が認められたが、統計的な有意差はみられなかった。この結果を踏まえ、今後実験期間を延長し、腫瘍抑制効果とLPSの添加による腫瘍抑制増強効果を解析する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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