動物試験代替法のための多階層型の培養皮膚マイクロアレイ
研究責任者 |
宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 動物実験に代替する皮膚刺激試験法のための基盤シーズとして、生体皮膚と同様に真皮・表皮細胞からなる多階層構造を実現しながら、かつ、マイクロサイズでの細胞組織の再構築とアレイ化を目標として研究開発を実施した。研究成果として、細胞の誘電泳動を基本原理とした多階層細胞集積デバイスの開発に成功し、マウス皮膚由来の真皮細胞、表皮細胞が二層構造を成すような微細な皮膚細胞集積体を作製することができた。また、この皮膚細胞凝集体を培養したところ、各凝集体にて微細皮膚組織の再構築が確認され、真皮層、表層の細胞ともに細胞生存性が認められた。以上、本研究開発の成果として動物実験代替手法としての微細皮膚組織アレイの作製術が確立された。
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