1. 前のページに戻る

前立腺癌の過剰診断を克服する診断マーカーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大山 力  弘前大学, 大学院医学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本課題は、前立腺癌の過剰診断を克服する診断マーカーの開発を目的として前立腺癌特異的Siaα2,3Gal糖鎖を持つfree PSAアッセイ系の構築を目標とした。まず、蛍光ビーズと糖鎖特異的抗体からなるSiaα2,3Gal-free PSAアッセイ系を構築した。次に、本アッセイ系を用いて前立腺癌および前立腺肥大症患者血清のSiaα2,3Gal-free PSA含有量を測定し、両者を比較した。その結果、従来のPSA検査で前立腺癌の疑いがあると判断された患者で針生検によって良性疾患と診断された患者のうち約75.5%の患者について針生検が不要と判定可能であった。以上より、本アッセイ系は従来法よりも特異度が高いことが示唆された。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst