カスタムメイド疾患モデル用キックインマウスの実用化に向けた改良研究
研究責任者 |
廣瀬 伸一 福岡大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 疾患の解明と治療法開発には、人間と同じ様々な遺伝子異常を持つ疾患モデル動物が必要である。ところが、既存のノックイン動物では、一系統作出にも年余の歳月と数百万円の費用を要した。福岡大学らが特許出願したキックイン技術により、研究者の求めに応じて数分の一の期間と費用で作出が可能となった。本研究では、標的遺伝子の選定したエクソンのみ変異を導入可能であったキックイン法を、標的遺伝子のコーディング全領域に変異を導入可能なキックインEX法として進化させた。標的遺伝子の種類だけでなく変異の位置や種類を自由に組み込むことを可能にし、変異の種類と病態の関係を多方面から解析して、より正確な病態研究が可能となると思われる。
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