2光子吸収型全光スイッチに向けた非線形感受率テンソルの広波長域測定
研究責任者 |
坂東 弘之 千葉大学, 大学院融合科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | InPの2光子吸収係数βの偏光方向依存性を調べることで、3次の非線形感受率テンソルχ(3)を、有効桁数3桁以上の精度にて求めることを目標とした。その結果、[001]入射した際の結果から、波長1640nm-1800nmにおいてχ(3)を求めることが出来た。この値を用いて、[-110]入射した際のβの偏光方向依存性を計算したところ、実際の測定結果と非常に良い一致が得られた。このことから、求められたχ(3)の値にて、対応する波長での任意の偏光方向のβを計算出来ることが実証された。今後、同様の方法で広波長域のχ(3)を測定することで、デバイス構造の2光子吸収特性がシミュレートでき、2光子吸収型全光スイッチの実現が期待できる。
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