バイオガス直接供給型燃料電池を可能にする流路付新規燃料極材料の開発
研究責任者 |
白鳥 祐介 九州大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、技術移転が可能な独自のSOFC作製プロセスを確立するとともに、燃料に空気添加を行う燃料組成制御からのアプローチにより、SOFCへのバイオガス直接供給時に、内部改質により発生する大きな温度勾配を抑制してバイオガス直接内部改質型SOFCの長時間安定作動を達成した。さらに、燃料極の構造制御による課題解決に取り組み、佐賀県窯業技術センターと共同で、新規燃料極を支持体とする新構造SOFC作製プロセスを確立した。SOFC可視化システムを用いた評価により、燃料極形状を工夫することで局所的に生じる内部改質反応を分散化できることを確認し、今後、さらなる安定性の向上が期待される。
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