アニオン交換膜形燃料電池用マンガン酸化物系カソード触媒及び触媒層の開発
研究責任者 |
齋藤 守弘 同志社大学, 研究開発推進機構, 特任准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 白金フリーなアニオン交換膜形燃料電池(AMFC)の構成を目指し、ペロブスカイトやホランダイト等のマンガン酸化物系カソード触媒の創成とそれらの酸素還元反応(ORR)活性及びAMFC発電特性の評価を行った。その結果、特に逆ミセル法を応用した合成法にて平均粒子径4.3 nmのLa0.83Sr0.17MnO3(LS0.17M)をケッチェンブラック(KB)担体上に高分散担持した高活性触媒LS0.17M/KB(ORR開始電位:0.9 V vs. RHE、四電子還元率:約98%@0.6V)を得ることに成功し、また最大130 mW cm^-2の発電出力を達成した。今後、更に合成法やMEA構成等の最適化を進めることで実用化を期待できる性能を示すと期待される。
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