非接触型表面抵抗率測定法を用いたプラスチック塗膜評価装置の開発
研究責任者 |
杉本 俊之 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 当該研究者が既に開発した非接触型表面抵抗率測定法を塗料の塗膜評価に応用し、塗料開発や塗装工程において、塗料を塗布した直後のウェット状態から溶剤が揮発して硬化に至るまでの硬化状態を非接触で定量評価できる装置の開発を行った。この装置は、塗膜の表面から1mm程度離して設置し、塗膜の一部にコロナ放電によるイオンを供給しながら、表面における電荷の移動を表面電位計によって非接触で測定するものである。表面電位の計測値を用いて、塗装直後の状態を0、指触硬化を1、指触乾燥を5とした評価指標の算出法を確立し、破壊試験である鉛筆硬度との間に相関関係を見出すことができた。また、計測時間を1分以内で行うことができた。
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