スギ花粉症の診断と治療を格段に効率化するエピトープライブラリの構築
研究責任者 |
秋 庸裕 広島大学, 大学院先端物質科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | スギ花粉症に対する唯一の根治療法である免疫治療を効果的に実施するためには、患者が感作したアレルゲン分子種の特定診断とそれに対応したワクチンの処方が必要となる。しかし、多数のアレルゲンを網羅するのは技術的、コスト的に困難であるため、本研究では、アレルゲン分子表面の抗体結合部位であるエピトープのライブラリー化をめざした。ファージディスプレイ法を用いて患者血清IgE抗体結合性ペプチドの探索を試みた結果、幾つかの候補配列情報を取得し、さらにIgE結合に必須のアミノ酸残基を特定しうる可能性を見いだした。エピトープペプチドをシーズとした次世代の花粉症治療法の確立に向けて有用な成果が得られた。
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