ゴボウの根の高度利用のための新しいフルクトオリゴ糖高含有化貯蔵法の開発
研究責任者 |
今堀 義洋 大阪府立大学, 大学院 生命環境科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | これまでにゴボウの根に含まれるフルクトオリゴ糖が低温貯蔵により増加することが明らかとなったが、本研究開発は貯蔵および処理条件を詳細に検討し、今までに実施した貯蔵方法よりもより多くのフルクトオリゴ糖含有量が得られる貯蔵および処理条件を探索することを目指した。その結果、ゴボウを有孔ポリエチレン袋 (700×900mm、厚さ0.03mm、孔数32個)で包装し、1°C下で貯蔵することでゴボウに含まれるフルクトオリゴ糖をより多く得られることがわかった。今回得られた方法は、安価で、作業が簡単であるので、企業等への技術移転は容易である。しかし、より経済性を考慮した場合、実用化に向けてゴボウに含まれるフルクトオリゴ糖をさらに増やしていくことが求められる。
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