ナノめっき技術による新規炭素材料複合成形体の開発と応用
研究責任者 |
金 在虎 福井大学, 大学院工学研究科 材料開発工学専攻, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、ナノめっき技術を用いた新規機能性複合微粒子の作製を行い、コストパフォーマンスに優れ、かつフィレキシビリティを有するなど従来技術の延長ではない新型燃料電池材料としての応用展開を行っていた。特に導電材である炭素材料(黒鉛)を用いることで高い電気導電率(500S/m以上)をもつ複合粒子作製に成功した。さらにこれらの複合粒子を加圧成型することで、電極内の均一な導電路の創出が可能となり、3次元的な導電路の確認と目標導電率(1×103S/m以上)と高いガス透過率(95%以上)が確保できた。これらの電極を用いた燃料電池セルの評価では、電流密度が300mA/cm2以上を示した結果から新しい燃料電池用電極材料として期待できる。
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