研究責任者 |
山本 兼由 法政大学, 生命科学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 大腸菌において、レアメタルであるマンガン、ニッケル、モリブデンは特異的に感知する転写制御因子により特異的取り込みポンプ遺伝子の発現調節でのみ恒常性を保つ。これらの遺伝的能力を強化し、レアメタルの高回収技術の開発を行った。マンガン、ニッケル、モリブデンの細胞輸送に唯一機能する特異的取り込みポンプおよび特異的結合タンパク質の恒常的発現プラスミドとアラビノース誘導発現プラスミドを構築した。マンガンに特異的な取り込みシステムと結合タンパク質を同時に高発現させた大腸菌は、細胞外マンガンへの抵抗性が2.5倍増加した。この結果は、作成した組み換え大腸菌がマンガン高回収に利用できる生物素材として有効と考えられる。
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