研究責任者 |
真下 智昭 豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発では、カテーテルの先端駆動に用いることが可能なアクチュエータの開発を目的として、1ミリ立方メートルのステータを用いたマイクロモータを開発し、回転駆動実験に成功した。開発したものは駆動実験に成功したモータユニットとしては世界最小のサイズである。モータはすべてMRIコンパチビリティを有する部品で試作し、ステータをメッシュ構造にすることで高出力化に成功した。また、特許出願を行い、浜松医科大との連携も強化し、実用化に向けた体制も整えることができた。トルクをほとんど必要としない用途(たとえばミラー部品を回すだけのような用途)であれば、既に実用可能レベルである。一方でカテーテルの先端を駆動させるための実用的トルクを得るにはまだ課題が残り、研究の継続が必要である。
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