肺および腎線維化の病態解明と阻害薬開発のための新規マウスモデルの開発
研究責任者 |
西田 満 神戸大学, 医学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発では、腎臓特異的Ror2変異マウスを作製し、それを腎線維化の病態モデル系として技術移転することを目標とする。変異マウス作製に当たり、腎発生過程におけるRor2の発現パターンを明らかにし、その結果に基づき適切な組織特異的Cre発現マウスを選択し、腎臓特異的Ror2変異マウスを作製した。従来のRor2変異マウスの胎仔腎臓の表現型解析から、腎臓特異的Ror2変異マウスの病態解析にとって重要な知見が得られた。また、腎臓において蛍光タンパク質を発現するマウスを用いて胎仔腎器官培養系を確立したので、この培養系を用いた組織・細胞レベルでの病態解析が可能となった。今後の病態解析により当該マウスの病態モデル系としての有用性を明らかにしたい。
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