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三陸産イカ軟骨を分解するための酵素利用技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 戸谷 一英  一関工業高等専門学校, その他部局等, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要イカ軟骨を直接酵素分解してN-アセチルグルコサミンを製造するために必要な食品製造用のプロテアーゼ、キチナーゼ、キトビアーゼの諸性質(最適反応条件、安定性など)を明らかにした。プロテアーゼによるイカ軟骨の前処理は除タンパク法として有効であったが、キチン酵素分解の前処理としてはメカノケミカル粉砕法が優れていた。これら酵素の諸性質を明らかにすることで、より効率的なキチン分解の可能性が出てきた。メカノケミカル粉砕したイカ軟骨をプロテアーゼ処理後、キチナーゼとキトビアーゼ処理を行うことで、結晶化による簡単な工程で純度100%近くのN-アセチルグルコサミンが、イカ軟骨中のキチン含量(約25%)に比肩しうる高収率で得られた。三陸地域資源の高付加価値化による機能性素材創出のモデルケースとして展開して行く。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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