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グリーンラストの酸化制御によるマグネタイト微粒子製造方法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤枝 俊  東北大学, 多元物質科学研究所, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要グリーンラストと呼ばれるアニオンを含む水酸化鉄の懸濁液を出発素材としたマグネタイト微粒子の新規作製方法を開発した。この方法では、まず、グリーンラスト懸濁液に水洗処理を施すことにより、マグネタイトを僅かに析出させる。その後、この懸濁液に酸化ガスを吹き込むと比較的低電位および高pHでグリーンラストの酸化が進行してマグネタイトを主相とした最終酸化生成粒子が得られる。さらに、酸洗処理を施すことにより、最終酸化生成粒子中のマグネタイト含有量が75 wt%程度まで増大するため、磁気特性は向上する。従来、加熱過程なしでマグネタイト微粒子の作製およびその磁気特性の制御は困難であったが、この方法では加熱過程なしで75 emu/g程度の大きな飽和磁化のマグネタイト微粒子が得られる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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