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摺動面の横すべりが生み出す仮想的な粘性減衰効果を利用した摩擦振動の抑制技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中野 健  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要研究責任者が有するシーズ(=摺動面の横すべりが生み出す仮想的な粘性減衰効果を利用した摩擦振動の抑制技術)を基礎として、技術の移転先をディスクブレーキとした研究開発を行った。回転するディスクにパッドを押しつけて、ディスクとパッドの摩擦により回転を止めた。1方向に柔軟な構造を有するパッドの支持部は、パッドまわりに回転可能な取付角を持たせて、摺動面に横すべりを与えられる構造とした。横すべりなしのときに振動と異音が発生する状況において、横すべりを与えると、特定の振動と異音が消失することを実証した。また、ディスクを静止させるために要する時間により制動性を評価したところ、振動と異音が消失しても、制動性が犠牲になることはないことをあわせて実証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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