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セルロース系バイオマス分解酵素の大量生産に向けた糸状菌の分子育種

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 谷 修治  大阪府立大学, 大学院 生命環境科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本研究は、糖質加水分解酵素遺伝子の転写抑制因子遺伝子を破壊した株(ΔcreA株)において、当研究室で同定した新奇転写因子(cellobiose response regulator, clbR)を高発現(clbRox)させることにより (ΔcreA:clbRox株)、エンドグルカナーゼ, キシラナーゼ, β-グルコシダーゼ生産量をそれぞれ10倍向上させることを目的とした。ΔcreA:clbRox株を小麦ふすまを炭素源として培養した際の各種酵素生産量は、コントロール株と比較してそれぞれ5.5倍, 9.1倍, 5倍増加した。キシラナーゼ以外は目標の生産量に達しなかったが、ΔcreA:clbRox株では各酵素生産速度が速くなるとともに、コントロール株ではバラバラであった最大酵素量のピークを揃えることが可能になり、各酵素成分の最大量を含む酵素製剤の安定生産に寄与する技術開発に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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