研究責任者 |
円谷 健 大阪府立大学, 公立大学法人大阪府立大学理学系研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究課題では、4種類ある主要な太平洋型シガトキシンのなかで最も毒魚中に普遍的に含まれていると考えられているシガトキシンCTX1Bを効率よく検出することができるサンドイッチELISAシステムを構築した。シガトキシンCTX1Bの左端構造を認識するモノクローナル抗体3G8と酵素標識化した8H4とを組み合わせたサンドイッチELISA法により、CTX3Cを高感度で検出することに成功した。また、本サンドイッチELISA法は海中に存在する構造が類似した他のポリエーテル系海洋毒素(ブレべトキシンやオカダ酸など)とは高い濃度(10μg/mL程度)でも全くシグナルを与えない高い特異性を示した。
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