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水のみを用いる生理活性不飽和カルボン酸の無触媒一段階合成技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小廣 和哉  高知工科大学, 環境理工学群, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要すべてがE配列の二重結合を有する共役ジエナール(2E,3E)-2,3-ヘキサジエナールを亜臨界水で処理することにより分子内酸化還元反応が進行し、非共役系かつZ配置を有する不飽和カルボン酸である(Z)-3-ヘキセン酸が42%の収率で一段階で生成した。さらにこのカルボン酸を過酸化水素水と共に撹伴すると、生理活性物質であるcis-β-ヒドロキシ-γ-エチル-γ-ラクトンが90%の収率で得られた。このように、高価な金属触媒を全く使用せず、水と過酸化水素水のみを用いて、安価な市販試薬から不安定な化合物を一段階合成し、かつ、生理活性物質を誘導することに成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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