研究責任者 |
中塚 貴司 (財)岩手生物工学研究センター, 細胞工学研究部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 多年生植物の育種において早期選抜技術の利用は、促進と効率化にとって重要である。近年、有用形質に連鎖したDNAマーカーを利用した早期選抜技術が開発されているが、操作煩雑でコストもかかるため、実用的な育種への応用を妨げてきた。本申請ではリンドウ花色識別DNAマーカーを例に、作業工程を見直し、実生段階で容易に花色を予測できる技術を開発した。また、工程の簡易化(DNA抽出の省略、複数DNAマーカーの同時検出、対立遺伝子の把握)により、従来の方法と比較して、コストと作業日数を大幅に削減することが可能となった。本事成果により、DNAマーカー選抜技術の育種への適用を現実レベルに引き寄せたと考える。
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