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歯周病予防を目指した安全な米由来抗菌タンパク質成分の探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 落合 秋人  新潟大学, 工学部機能材料工学科, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要歯周病は、日本人成人の約80%が罹患している代表的な歯科疾患であり、Porphyromonas gingivalisなどの口腔細菌によって発症する。申請者は、少なからずヒトに副作用や毒性を示す従来の抗菌成分に代わる、より安全な米タンパク質成分を探索した。今回新たに同定した成分は、100pM程度でP. gingivalisの生育を完全に抑制する強力な抗菌活性を有し、かつ70°Cの熱処理にも耐えうる高い安定性を有していた。また、分離法を改善することにより、分離効率を50,000倍向上することができた。今後は、同成分の生育阻害メカニズムの解明や、モデル動物を用いた効果の検証等を通して、歯周病予防向けの機能性食品素材への技術移転を目指していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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