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未利用資源のセルロース系バイオマスを原料に稲いもち病用農薬カスガマイシンを発酵生産する放線菌の育種と工業生産に向けての基盤研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小嶋 郁夫  秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要稲わら粉、米ぬか、木粉などのセルロース系バイオマス(CB)を原料に、稲いもち病農薬カスガマイシン(KSM)を高生産可能な放線菌の育種をめざした。CB資化性放線菌C42株へのKSM生合成遺伝子群導入株は、高濃度の米ぬかを原料に目標を上回るKSMを生産し、本菌によるKSM発酵生産の実現に向けて前進した。一方、 C42株の2種のセルラーゼ遺伝子と他菌株由来のセロビオース資化遺伝子群との発現カセットを本来のKSM生産放線菌に導入したが、セルロース資化性は誘導されなかった。C42株には10種以上のセルラーゼ推定遺伝子群があり、これら遺伝子群の幾つかをさらに利用する必要が示唆され、CB資化誘導遺伝子発現カセットの構築に有益な知見を得た。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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