研究責任者 |
岡元 智一郎 長岡技術科学大学, 工学部 電気系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 食品の長期品質保持の為に、酸素センサを使用した食品包装中の残存酸素濃度の管理が行われている。ここで使用されているセンサは、製造コストが高く、また、食品から発生する有機ガスや二酸化炭素等の妨害ガスにより正確な酸素濃度の測定が困難となっている。これに対して、ホットスポット酸素センサは、製造コストが低く、測定値が妨害ガスに影響されない。本研究では、これまで、酸素濃度21 %から0.01 %の変化において10秒程度であったホットスポット酸素センサの90%応答時間を、素子の微細構造を制御することにより1秒以下に短縮させた。また、電源を含めた酸素濃度測定システムを、名刺サイズにまで小型化することに成功した。
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