研究責任者 |
平川 慶子 日本医科大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 我々は、従来の発想とは全く異なる原理に基づいて、高磁場環境下でも磁場を乱すことなく電気ノイズも発生しない、安全かつ簡単に使用できる低価格で製造可能な薬液注入装置を開発した(特願2009-143488)。本研究では、高性能の医療機器、小動物実験用機器としての実用化をめざして、安定した持続微量注入が行えるよう、「送液安定時間の短縮」および「流量変動の改善」に的を絞った改良を行った。改良版試作機の送液安定時間は、流量1mL/hr(5mL容シリンジ使用)で4分以内、流量変動は全領域内で2%以内を達成することができた。今後は、注入圧が高い皮下への持続微量注入に十分対応できるよう改良を行う予定である。
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