研究責任者 |
村上 章 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 生命現象がRNAの多彩な機能によって制御されていることに着目し、生細胞内で機能しているRNAの「時空間的」かつ「量的」な変化をリアルタイムにイメージングするシステムの開発を目標とした。イメージングには、RNAと結合した時にのみ蛍光を発するRNA選択的蛍光性プローブを用いた。作製したプローブを用い、(1)FRETを利用したRNA検出系の構築、(2)白血病細胞中のc-fos-mRNAのin situ イメージング、(3)細胞の外部刺激に対応する遺伝子発現プロファイリング、を行った。その結果、生細胞内の対象RNAの空間的分布ならびに外部刺激に対応した産生プロファイルのイメージングに成功した。このシステムを用い、RNAを手がかりとするRNA診断法を開発する。
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