血中免疫細胞のプロテオミクス解析による癌の早期診断マーカーの特定
研究責任者 |
薄井 雄企 信州大学, エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 癌細胞を抑制している時の免疫細胞と、癌細胞がその抑制を超えて増殖を開始する時の免疫細胞をプロテオミクス解析で比較し、体内の「癌発生バイオマーカータンパク」を特定、定量化することを目的として本研究を行った。当初の計画では試薬投与後7週の時点でマクロサイズの腫瘍形成が起こり、それに伴ったNK細胞の変化を捉える予定であったが、本研究においては試薬投与後7週ではマクロサイズの腫瘍形成が起こらなかったため、細胞の変化を捉えることはできなかった。今後、細胞の評価を短期評価から中もしくは長期評価に転換させ、リンパ球の解析をNK細胞の解析に切り替えることで腫瘍形成に伴った細胞の変化を捉え、当初の目的を達成させることができる可能性はある。
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