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有機EL材料の高発光効率・高耐久化を目指したフッ素化ヘリセンの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 神川 憲  大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、当研究室で開発したパラジウム触媒を用いた炭素-水素結合切断を伴う直截的炭素-炭素結合生成反応により、一挙にヘリセン類を簡便に合成する手法を基に、従来の方法では合成が困難であったフッ素置換基が導入されたヘリセンを合成することが目的としている。フッ素化されたヘリセン類を配位子とするイリジウム錯体を形成すると、発光効率化が重要な課題となっている青色有機EL材料において、従来のものを凌駕できる高発光効率、高輝度な材料の開発が十分に期待されるために、機能性材料として非常に有望な化合物群である。今回、我々は本合成法を活用することにより、フルオロアザ[4]ヘリセン-N^オキシドを合成することに成功した。これを通常の条件にて、還元することにより、目的とするフッ素化されたアザヘリセンの合成にも成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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