レーザー光照射アルブミン膜上での高精細多細胞種複合パターニング手法の開発
研究責任者 |
田辺 利住 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 細胞非接着性アルブミンフィルムにレーザー照射を行い、細胞サイズの解像度のパターニングと複数種細胞のパターニングを行うことを目的とした。本研究期間中にドット状、ライン状のパターニングができること、複数種細胞パターニングに必要な培地を通してのレーザー照射により細胞接着領域を作製できることを明らかにした。しかし、細胞接着性へ変換できるレーザーエネルギーには至適値が存在することが示唆され、細胞サイズレベルの加工を行うためには更なる基礎検討とレーザー照射装置上の改良が必要とわかった。複数種細胞パターニングは、培地を通してのレーザー加工ができることがわかったので、レーザー照射時の温度管理を厳重に行うことで達成が可能である。
|