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ボツリヌス神経毒素重鎖領域を利用したドラッグ・デリバリーシステムの構築

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 幸田 知子  大阪府立大学, 公立大学法人大阪府立大学生命環境科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要ボツリヌス神経毒素重鎖領域を利用し、薬物を神経細胞へ運搬するためのドラッグ・デリバリーのカーゴとしての可能性を検討した。毒素処理したB型神経毒素感受容体発現細胞を可溶化し分画した。重鎖は、作用本体である軽鎖を細胞質分画内へ運搬していること明らかにした。また筋萎縮性側索硬化症の治療薬として注目されているIGF-1を軽鎖と代えて重鎖C末端領域に架橋し、神経細胞に運搬する試みとして、リコンビナントIGF-1および重鎖C末端領域の発現・精製を行い、IGF-1の神経細胞に対する効果の評価方法を確立した。今後はIGF-1を架橋した重鎖C末端領域複合体の神経細胞に対する活性およびIGF-1の局在を調べる予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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