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強磁場印加結晶配向/水熱固化併用技術によるモルデナイトサブナノ細孔規則配列緻密薄膜の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松田 元秀  熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究開発では、物質の化学合成プロセス条件に全く依存しない結晶の磁気異方性という物理パラメータを利用してゼオライト細孔の配向性を制御可能とする汎用的なプロセス技術を提案し、その提案技術を基に、磁場中鋳込み成形によってモルデナイト配向体の作製と水熱固化について検討した。その結果、静磁場印加によってb軸配向体が、回転磁場環境下ではc軸配向体が作製可能であることがわかった。また、水熱反応に用いる反応溶液組成を制御することによって、試料の緻密化が進行することが微細構造観察ならびにガス透過性の検討から明らかになった。研究目標であるモルデナイトの緻密配向薄膜の作製に関しては、使用粉末粒子の形態制御や懸濁液の分散性の向上、それに加え基板上への粒子堆積挙動の検討が必要であることがわかった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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