銀ナノ粒子を使った色指示物質による「放射線量可視化技術」の開発
研究責任者 |
足立 榮希 東北大学, 電気通信研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 水溶液に分散した無機材料発色材:「αアルミナ粉体吸着銀ナノ粒子」をγ線による水分解で生じるラジカルにより酸化し溶解させることで、γ線照射量を本発色材の変色により可視化する可能性を検討した。様々な溶液条件で、60Coによるγ線を3Gy - 3000Gyの間で照射し変色程度を評価・検討した溶媒条件の範囲では、この粉体が変色する下限は30-300Gyの範囲と推定した。この値は既存の化学センサーの下限感度と同程度である。γ線耐性は、「アルミナ担持銀ナノ粒子」の表面組成と内部電位で決まると考えられるため、今後γ線照射に対して更に一桁以上高感度に変色する溶媒条件を設計する。
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