研究責任者 |
日臺 智明 日本大学, 医学部, 専任講師
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 本研究では、我々の発見したペプチドに血管内皮構造の微小損傷修復促進作用があるか検討した。培養血管内皮細胞を用いた実験では、機械的な微小損傷においても、インターロイキンによる内皮構造の障害に対しても、本ペプチドは強い修復作用を示し、正常な内皮構造への回復が観察された。また、この効果は化学的に合成されたペプチドでも確認された。敗血症や動脈硬化等の予後を左右する血管内皮障害に対しては、有効な治療薬が未だ開発されていない。本ペプチドは、その候補としての資格を持つと考えられる。
|