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原子力施設等から排出されるナノサイズ帯電粒子を大風量処理できるフィルタの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉川 文恵  富山高等専門学校, その他部局等, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本申請研究では、ナイロンメッシュの繊維径に対して1/200以下の厚みで炭素をコーティングし、メッシュに導電性を持たせることで、ナノサイズ帯電粒子の捕集効率向上を目的とした。無帯電粒子およびコーティングしない場合に比べ帯電粒子は、膜厚12.9nm(繊維径に対して1/20000)で、ろ過速度が0.147m/sの場合は捕集効率が0.3程度、0.221-0.295 m/sの場合は0.2程度の向上を確認した。また、このときの初期圧力損失は、コーティングなしのナイロンメッシュと同程度であった。以上のことから、低圧力損失で帯電粒子に対して高効率で捕集できるフィルタの設計が可能であることが示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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