線虫を用いたハイスループットな長寿効果評価法の開発
研究責任者 |
西川 禎一 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 動物倫理への配慮と生存分析のハイスループット化を図りつつ長寿効果を有する物質の探索を可能にするため、Caenorhabditis elegans(線虫)を用いた評価系の完成を目指す。線虫は分子生物学領域で多用されるモデル動物だが、任意の被験物質を定量的に投与する方法が無く応用範囲を狭めていた。申請者は被験物の親水性・疎水性に応じた線虫への経口投与法を独自開発し、複数の被験物質について長寿効果を実証してきた。本研究では、異なる物性の化合物が混在する粗精製の被験物に対しても適用できる経口投与法の確立と、線虫の飼育条件を標準化するための人工飼料の作製を試み、評価系の高精度・高効率化を図る。
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