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独自の不斉合成技術を活かした新規香料素材の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 赤井 周司  静岡県立大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要我々は最近、加水分解酵素とバナジウム化合物を併用する新しい動的光学分割法 (DKR) を発明し、ラセミ体アルコールを単一の光学活性体に高収率で変換する技術を開発した。本研究では、この技術を活かし、天然の香料抽出物から、美白などの効能を持つ未開拓な単一化合物を発掘し、絶対配置を含めて構造決定し、その大量合成法を確立することを目的とした。以て、安全で付加価値の高い新規香料素材として商品開発することを目指した。まず、メラニン生成抑制作用、抗酸化作用などを指標に天然香料抽出物を選び、それに含まれる構造未決定の微量成分を不斉合成し、照合することで化合物の構造を決定した。その結果、キンモクセイの香気成分から、メラニン生成抑制活性を示し、フローラルの優れた香りを有する化合物を見いだした。また、その成分の大量不斉合成に目処が立った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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