1. 前のページに戻る

病原体を除去する分岐型マンノース結合高機能性綿球の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松尾 一郎  群馬大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要分岐構造を有するマンノオリゴ糖(3~5糖)を導入した綿球を作製し、汚水中の大腸菌を、糖鎖認識能を利用して除去するデバイスの開発を目的とした。還元末端部分にアジド基を有するマンノース誘導体を大量に合成、水酸基の反応性の差を利用して、分岐型マンノオリゴ糖3糖~9糖を系統的に合成した。一方、市販の綿球をTEMPOにより酸化、セルロースの6位水酸基をカルボキシル基へと変換した。反応条件をコントロールすることで酸化度の異なる綿球を調製した。カルボキシメチルグルコース誘導体とマンノース誘導体との縮合により、マンノース結合グルコース誘導体の生成を確認、同条件を用いて酸化綿球に対するマンノース誘導体の導入を行なった。X線光電子分光分析により窒素原子が観測されたことより、マンノース誘導体がアミド結合を介して綿球で導入されたことを確認した。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst