粉末圧延法で調製したヘテロ構造Pb基合金の電解プロセッシング用不溶性アノードとしての特性
研究責任者 |
田口 正美 秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 粉末圧延法を用いて新たに製造したPb基合金は、結晶粒界に酸化物を濃縮したヘテロ構造を有し、その定常クリープ速度は、従来のPb基鋳造圧延合金に比較して最小で1/120程度まで抑制される。本研究では、この新技術を素材製造の電解プロセッシングに適用し、新規電極材料を開発・実用化することを目標とした。粉末圧延法により電解採取用不溶性アノードであるヘテロ構造Pb-Ag基合金を製造すると、電極寿命の大幅な延長の他に、厚さ・重量の低減による材料費の削減、電流効率・エネルギー効率の上昇など、電解プロセッシングにおける生産コスト・エネルギーコストの削減が期待できる。
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