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光スタート温度管理機能を有する分子センサーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小畠 誠也  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、温度センサーが光照射によって機能をスタートできる分子の開発を目指して、温度管理機能に必要となる各種物性評価を行った。フォトクロミックジアリールエテンのチオフェン環をチオフェン・ジオキシド環にし、反応点炭素部位にかさ高い置換基を導入することにより、着色体の光安定性と熱退色反応性を兼ね備えた新規分子センサーを設計した。合成した化合物は目的とする物性を示すとともに、熱退色反応が不可逆的に進行することを新たに見出した。反応点炭素部位に結合したアルキル基の違いにより、不可逆的な熱退色反応性が異なることから、複数の温度センサー分子を利用することにより、広い範囲での温度を管理することができると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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