超高感度質量分析機能を備えた温度可変レーザー分光装置の開発
研究責任者 |
藤原 亮正 大阪府立大学, 理学系研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 物質科学、生命科学の広範な分野で利用されている質量分析法の機能と超高感度な特徴を備えながら、構造の情報を同時計測する温度可変レーザー分光装置を開発する。相互作用の弱い水素結合クラスターや超分子錯体の質量と構造を超高感度で同時計測し、温度(4-400 K)や錯体形成による構造変化とそれに伴う電子構造変化の関係を分子レベルで追跡する。これまでの分析法では観測できなかった錯体同士の相互作用による機能発現を系統的に超高感度計測できることから、生体分子の揺らぎを利用した新しい有機・錯体反応設計などの制御・階層化された分子システムの研究開発が可能となり、新機能材料開発が新たに展開される。
|