新規オリゴ糖の実用的生産技術の開発とその機能性評価
研究責任者 |
中井 博之 新潟大学, 大学院自然科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 糖質関連酵素が触媒する糖質合成反応を駆使して、これまで72種の新規糖を含む109種のオリゴ糖の生産に成功してきた。中でも生体内糖質代謝に関与する加リン酸分解酵素(ホスホリラーゼ)によるオリゴ糖生産収率は極めて高く、産業上有用な酵素になり得ることを示した。本研究では、これまで得られた研究成果を応用段階に進めるべく、安価に入手可能な天然糖質からオリゴ糖生産に有用な当該ホスホリラーゼを活用することで新規オリゴ糖に高収率変換する技術開発を行った。さらに低コスト生産が可能になった新規オリゴ糖の機能性を評価し、高機能性食品素材としての利用を検討した。
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