研究責任者 |
松本 久美子 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部林産試験場, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ペット共生型住宅のための木質系床材として、ペットにとってはすべりづらく、人にとっては快適な接触感を有する床材の開発を試みた。浮造りや表層圧縮などにより、針葉樹材表面に木目に沿った凹凸をつけることで、すべりづらさや良好な接触感が発現するよう、開発に取り組んだ。当該研究で製造した床材の中で、浮造り材は市販のペット対応型フロア材と比較して同等かそれ以上のすべり抵抗係数C.S.R・D'を示し、表層圧縮材のそれは市販のものと同等であった。接触感については、浮造り材は市販のフロア材と比較して温かみやさらさら感などで優位であった。今後は、実用化に向けて塗装の影響や犬による実大の歩行試験等の検討を重ねる必要があるものと考える。
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