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低コスト有機栽培実現のための緑肥活性型微生物の製剤化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 東條 元昭  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要有機野菜の栽培の産業化を妨げている連作障害を防ぐための新規技術として、緑肥分解活性が高い菌寄生菌ピシウム・ナンの製剤化法を開発した。ピシウム・ナンの3つの菌株の製剤を調整し、製剤から菌を再分離したところ、内1菌株のみが再分離された。また、同じ3菌株を緑肥作物とともに市販の園芸培土に混合して90日間静置し、菌の増加率を調べた。その結果、製剤から再分離された1菌株のみが200倍前後にまで密度を増加させた。他の2株では増加はほとんど見られなかった。これらの結果から、ピシウム・ナンの製剤化が可能であること、また、菌株によって増加の程度が著しく異なることがわかった。今後、増加しやすい菌株を用い、製剤化後も活性が安定することと、圃場レベルでの連作障害抑制作用を検証する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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