ナノ粒子複合体を利用した涙液用糖センサーの開発研究
研究責任者 |
若尾 雅広 鹿児島大学, 大学院理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 体液中の糖成分は、生体リズムや疾患等で変化するため、糖成分のモニタリングは病理診断や予後診断に利用できる。糖尿病患者おいて血糖値のモニタリングは、生活維持において必要不可欠であり、安全かつ簡便に血糖値を計測できる糖センサーの開発が世界的な課題となっており、オンデマンドで非侵襲的かつ非観血に採取できる涙液が注目されている。本研究では、実用化が達成されていない涙液を対象とした血糖値計測を可能とする糖センサーの開発を行うため、独自に開発した糖鎖固定化ナノ粒子からなるナノ粒子複合体を利用して、糖成分の濃度計測法について検討し、その結果、低濃度のグルコース溶液においても定量できる実験法を見出すことができた。
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