女性の生涯にわたる健康増進のための葛蔓有効利用法の開発
研究責任者 |
根岸 裕子 奈良女子大学, 大学院人間文化研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、女性ホルモンバランスの崩れに改善効果が期待されている葛(クズ)に着目し、女性の健康に寄与するため、その科学的機能根拠データを収集することを目的とした。その結果、葛蔓エタノール抽出物により、雌性メタボリックシンドロームモデルラットにおいて血圧上昇抑制、体重増加抑制、コレステロール低下傾向が示唆され、生活習慣病の一次予防に対する機能性食品としての効果が明らかとなり、サプリメント及び含有食品の開発への第一歩として、科学的根拠を示すことができた。さらに、検討を重ね、薬事法や安全性等課題をクリアし、商品化に向け、産学連携で今後も展開していく予定である。
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